ジェイゾロフトの効果・副作用|こころナビ
こころがねじれてしまった状態なために精神的に不具合をおこすとされる"うつ病”は、
・気持ちの落ち込み
・悲観的
・やる気がでない
・集中できない
・眠れない
などの症状が現れ、こころ以外にもからだにも悪影響を及ぼす精神病になっています。
とくに気分の障害を改善することが出来るのが、抗うつ剤による治療となります。
なので今回は、比較的安全性が高いとされるSSRIという系統に分類されている「ジェイゾロフト」という抗うつ剤について紹介します。この薬が分類されているSSRIとは、
Selective
Serotonin
Reuptake
Inhibitors
の頭文字をとったもので、訳すと"選択的セロトニン再取込み阻害剤"となります。
この分類の薬の作用は、脳内のセロトニンが再吸収されないように阻害することで濃度を高め、うつ病の症状である気持ちの落ち込みや意欲の低下などを改善するとされています。
従来までの抗うつ剤は他の神経物質にも作用することで強い副作用を起こすとされてきましたが、この系統の薬は選択的に作用することで副作用の発現を少なくすることが出来ます。ジェイゾロフトの特徴として、
・安全性が高い
・やや強い作用
・長時間作用
・2014年には、水なしで飲めるOD錠剤も登場となり、効果が半減するまでの時間が約26時間と言われているの1日1錠の服用で良いところも他よりも優れた点となります。同系統には、
「パキシル」
「レクサプロ」
などがあり、これらは抗うつ効果が強いと言われていますが、軽症の方には合わないことから「強すぎず、副作用の少ない」ジェイゾロフトは処方される機会も多く、世界中のうつ病罹患者から支持を受けているとされています。副作用には、「抗コリン作用」という、
・ノドや口の渇き
・便秘
などの不快症状も少なく、飲み始めには吐き気や嘔吐することもあるとされますが胃腸薬で対処が可能となっているので問題はありません。人によっては薬が合わずに神経が過敏な状態となって、
・不安
・イライラ
・気持ちが落ち着かない
などの症状が見られることがあるので、その際には医師に相談して薬を切り替えることをオススメします。
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